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若本さんトークショーレポ
in ’04 1月24日(土) 大阪、ジャングル
水戸黄門漫遊記CD発売記念イベント、飯塚昭三さん、若本規夫さんトークショー

24日は若本さんにお会いできる日だというのに、数日前からひいていた風邪をこじらせてしまった大ボケが約1名…。熱も咳も出てたけど、せっかく若本さんが地元に来てくださるのです!行かないわけにはまいりません!
と、セーターにカーディガンを重ね着し、さらにコートを羽織り、毛糸の帽子、マフラー、手袋と重装備で寒さ対策をし、行ってまいりました。

                              

場所は、大阪は日本橋でんでんタウンのど真ん中から筋1本入ったところにある、ジャングルの1Fイベントスタジオ。この界隈は一緒に行ってくれた白いワニさんにとってはよく行く場所らしく、お任せで連れてってもらいました(爆)。
地元で柿の葉ずしを買い、駅で珍味を買ったんですが、唯一花束を買いぞこなってしまい…。でんでんタウンに花屋なんぞ望む方が無理ってもんで(号泣)。あきらめて、早めに会場に行けば、そこにはちゃんと花束が!私も入会してる若本さん公認FCから、大きな花束を贈って下さってました。会長さま、ありがとうございます〜♪

席は当日引き換えと言う事で、早速引き換えてみれば…。ふっふっふ、9番と10番。運がよければ最前列かも♪と喜びながら、CDを購入。サイン会の整理券をもらいました。持参のデジカメはダメって事だったので、そこにあった使い捨てカメラを買い、これで準備は万端♪後は待つだけ〜。
開場までまだ時間があったんで、とりあえず、でんでんタウンをうろつく事に。化粧直しをし、乾いた喉を潤し、再び会場に戻ったのは、開演10分前。すでに会場はお客さんで埋まってました。その中を番号の席を探して入っていけば、やっぱ最前列〜♪
ステージには椅子が4つ。ひとつは司会のだとしても、後ひとつは何だろうね、という疑問は後ですぐ解けましたが、問題は若本さんがどの席に座られるか。「遠い方の席だと、真正面からお顔を拝見出来る!でも、手前の席だと横顔しか見れないよ」と言う白いワニさんに、「何を言う!こっちの方が近いじゃないか!」と反論する私。

そうこう言ってる内に、司会の方が出てこられて、トークショーが始まったのです。
最初に出てこられたのは飯塚さん。ジャングルでのイベントは2度目の飯塚さんは慣れたご様子で、司会との軽いやり取りの後席につかれ、若本さんを呼んでくださいました♪紫地に模様の入ったセーターにストレートジーンズ、黒いブルゾンというカジュアルなお姿で、若本さん御登場。予想通り、一番手前の席、つまり、私らに一番近い椅子に座ってくださいました…。うわ〜、目の前!うわ〜、若本さんだ〜♪
4つ目の席には、声優養成所出身で、このCDにも出演されてる女性若手声優の市場さんがつかれました。


では、ここからはランダムに思い出した内容を書いてみます。

トークショー
司会自ら今日はどんなトークなんでしょうってゆっちゃったこのトークショー。
のっけから、「トークをしに遠くから来ました」…。飯塚さんの親父ギャグ炸裂!
飯塚「今日はね、うちの若様も一緒なんですけどね」
司会「若様って呼ばれてるんですか」
若本「はっはっは」
飯塚「彼はね、この業界では異端児と言うか、貴重な人でね。こんな声優はいないですよ」
司会「そりゃどう言う意味ですか」
若本「どう言う意味だ」
飯塚「頭の中おかしいという」 場内爆笑

飯塚「とにかくね、すばらしい。その存在感というかね。スタジオでもね、彼が来てるとね、『今日若本さん来られてるよ』って」
やはり若本さんファンは多い様で、飯塚さん曰く、「養成所にもね、若本目当ての生徒さんが結構いるの」。
しかしながら、肝心の若本さんは、養成所の講師はやっておられないそうで。1年に1回、夏の特別講習の講師を勤められてるだけなのだそうです。
「僕はね〜、下ネタが多いの」と自ら暴露なさった若本さん。そういや、昔のインタビューで、当時のFC会長さんが、「ムード」と言ったのを、「え?ヌード?」って聞き間違えて、身を乗り出してこられたという前科がありましたっけ…。思わず、最前列で頭を抱えてしましたよ(苦笑)。
「でも、下ネタであなごさんやったらすごいですよね」って司会の突っ込みに場内爆笑。

裸(爆)
市場さんが東京で上演されると言うお芝居の話になった時、
「裸はないのか」と茶々を入れたのは、下ネタキング?(爆)若本さん。
「さすがにそれは…」と言う彼女に、「だったら俺は行かない」って言い切らないで下さい(爆)。

あなごさん
あなごさんは最初別の人がやってたそうなのです。でも、某スタッフが、若本さんと飲みに行きたいからと、若本さんにこの役をふったんだそうな(爆)。20年のお付き合いだったそのスタッフの方が先日お亡くなりになったそうです。若本さんも少し寂しげに話しておられました。
「あなたが殺したんじゃないの?」って飯塚さん、その突っ込みは…(爆)。
「彼はヘビースモーカーでね」という若本さんは、煙草は10年以上前にやめられたそうです。

うどん
大阪はうどんがうまいって事から、新大阪の構内のうどんが美味しいって、盛り上がってしまった若本さんと司会の方。天王寺駅の構内の立ち食いうどんも美味しいし安いと若本さん、お二人でローカルネタで盛り上がらないで下さい(爆)。
「人間には、運、鈍、根、というのがありましてね」って、うどんから人生論を持ち出されてしまった飯塚さん(爆)。
「ホワイトボードがいるかと思いました」っていう司会の突っ込みに、「ホワイトボード出したら長くなるから」ってゆったのは若本さんでした(爆)。

花束
FCから送られた花束に、「いいともみたいですね」って司会が振れば、若本さんがFCの説明をしてくださいました。でも、その後で、飯塚さんが持っておられたカメラで、市場さんに、花束バックに写真撮ってってゆって花束の前でポーズ取られたのは…(爆)。

若本節
若本節は作られたものか、自然なものか、の質問に、若本さん曰く、「う〜ん…。両方だろうね」(爆)。
その若本節がOKな現場もあれば、禁止な現場もあるそうで(爆)。「弱い立場だから、言うこと聞きますよ」って笑っておられた若本さんですが、たとえば、普通の声優さんなら、絶対撮り直しっていうようなシーンでも、若本さんだから、でOKになってしまう場合があるんだそうな(爆)。「今のどうしよう」、「若本だからいいよ」って?(爆)
「若本だから許されちゃう」っておっしゃった飯塚さんでした(爆)。

「からくりの君」
若い下忍をやってらしゃいましたが、この下忍、おそらく10代の設定だったらしいのです。だから、当時すでに50近かった若本さんは、「僕でいいのか?」と、おっしゃられたのですが、作家がどうあっても若本さんに!と熱望されたのだと。「やれるかな〜」って言う若本さんに、「やれます!」って作家が断言したもんで、若本さんもその気になってしまわれたのだとか(爆)。
若本さんも「いい経験をさせてもらいました」とおっしゃってました。
「からくりの君」は必見です。面白かったですよ〜(爆)。若本節炸裂しまくり(爆)。
CDドラマなどでのキャスティングは、結構原作者の希望が通るようなんですが、アニメ世代の原作者は、すでに自分の中で、声のキャストを決めてしまってる事が多いのです。それが実現し、自分のキャラに、憧れの声優さんの声をアテてもらった時は、ほんとに感激ものだと、某マンガ家さんもおっしゃってましたっけ。

仮面ライダー555
映画版の方で、飯塚昭三さん、加藤精三さん、納屋五郎さん、というベテラン声優さんが、顔出しで台詞をおっしゃたシーンがあるらしいのです。司会の方がその話を振られ、飯塚さんは、「老い先短い連中だから、記念にって事だったんじゃないの?」って笑っておられました。
そのお三方が、それぞれ台詞をしゃべるシーンの撮りが終わった時、スタッフの間から、「うおー」っと声が上がったそうです。「老い先短い連中が…」と、ここでも笑いのネタにされてた飯塚さんですが、そのスタッフの気持はよ〜くわかります。飯塚さん、加藤さん、納屋さんと言えば、出演なさるだけで、作品の格があがるという超ベテラン。おそらくは子供の頃からお三方の声をアニメや特撮の悪役のボスの声などで聞いて育ったであろうスタッフにとっては、目の前でそのお三方の声を聞けるなんて、感激以外の何ものでもなかったはず…。そりゃ、「うおー」って言いたくもなりますって。

「消えた特急列車」
某作家さんが、若本さんのために書いて下さった本と言うことでした。ただの朗読じゃ面白くないからと、一度やってみようかという話になり、皆さんで録音されたら、若本さんが、効果だの何だのも入れろとおっしゃって、本格的なものが出来上がったらしいのですが、これが皆さんの自主制作CD。
飯塚さんが山形放送の方にツテがあり、山形放送でラジオドラマとして放送した所、コンクールに出品しましょうと言うことになり、東北地方での放送コンクールで3位に入賞されたそうです。
戦争をテーマにしたこの作品、広島、長崎の放送局に寄贈されたそうです。一般販売、検討してくださいね〜。
お色気ギャグもののCDドラマも好きですが、そういうどシリアス物も聞きたいです〜。

プレゼント
某髭剃りに、北斗の拳フィギュアがついてるのです。実際、今でもお店で販売してるのを、昨日確認しました。
で、飯塚さんの奥さんが、フドウが出てくるまで買い続けられたんだそうな(爆)。16個ありました(爆)。なぜか、抽選で当たってしまい、若本さんから手渡していただいたんですが、私のフィギュアは、雲のジュウザでした。飯塚さんには申し訳ありませんが、私的には嬉しいフィギュアでした…。あの南都六聖拳は好きでしたね〜。若本さんが炎のシュレンで出てらしたし、ジュウザは安原さんだし、一番見てて楽しかったです…。
フドウが当たった人は飯塚さんに、若本さんからの、「ヤマト」のタイピングソフトが当たった人は若本さんにサインを入れてもらえる事になってました。ちょっとうらやましい?(爆)。
そのプレゼントの説明の折、若本さんプレゼントの「ヤマト」のタイピングソフトの説明をしようとした飯塚さんでしたが、「自分でやれ」って若本さんに押し付けられました(爆)。

CD
え〜、肝心のCDですが〜(爆)。「水戸黄門漫遊記」と、「W」の2本です。
「水戸黄門漫遊記」の方は、倍穴倉ってなものが出てくるんですから、そりゃもうお色気たっぷりのギャグ物。「W」の方は、ギャング物?こっちはシリアスですが、お色気もあり。
水戸黄門が飯塚さん、その黄門様が持ってる倍穴倉を奪い取って天下を取ろう(爆)と企てる忍者が若本さんという、規格外れのCD(爆)。「その黄門様がとてもお盛ん」って飯塚さんが言えば、「お盛んなのね」と若本さんの突っ込みがすかさず入りました(爆)。
これは、声優として与えられた仕事をしてるだけじゃなく、自分たちからファンの人への情報発信の一環として製作されたものだそうです。元々は宣伝用のCDで一般売りはしてなかったものです。

イベント
言い忘れてましたが、若本さん、これが初めてのイベントご登場だったんだそうです。終始ご機嫌でいらしたようですし、これに味をしめて?またやっていただきたいな〜。是非、大阪でも♪
そのイベント未経験だった若本さんを引っ張り出してくださったジャングルさまには感謝、感謝です〜♪
「またイベントやる?」っとの飯塚さんに、「うどん食わせろ」の若本さん(爆)。
「うどんでいいって」、と飯塚さんが言えば、「じゃ、今度はみ○うで」と司会の方がおっしゃってました(爆)。

おトイレ
プレゼント抽選会をやろうって時に、いきなり若本さんが袖に引っ込んでしまわれました。「おい、若本、何やってんの。え?トイレ?なんか近いらしくってね。トイレまで管つけてろって言ってたんですよ」(爆)。←どうコメントをつけていいかわかりません(苦笑)


「今まで、いろんな役をやらせてもらったので、特にやりたい役っていうのはないけれど、「消えた特急列車」のような、真面目なものをやっていきたい」と、若本さんはおっしゃってました。はい、是非聞きたいです〜♪
でも、「タイタニックでもやろうかな〜。俺がディカプリオ」ってのは…(爆)。「いいかげんにしろ」って突っ込み入れられてた飯塚さんでした。

                              


サイン会ではお二方にサインを頂けたのですが、飯塚さんには色紙に、若本さんには例のボーディのイラストにサインを頂きました。若本さんは、「お、ボーディか」って、『ボーディ』って書いてくださって、飯塚さんも、「今日の話です」って、『運、鈍、根』と書いてくださいました。

その後は、若本さんが出てこられるのを表でじーっと待ってました。そりゃ、寒かったですけどね、防寒対策は万全でしたから(爆)。待ってるのも幸せな時間でしたよ♪
出てこられた若本さんに握手をしていただく時、私は慌てて手袋脱ぎましたが、私以上に舞い上がってたらしい白いワニさんは、手袋のままでした(爆)。「この手袋洗わない」って?(爆)。

間近でお姿を拝見し、お声を聞き、サインもらって握手もして頂いて。さらには声をかけていただき、出待ちお見送りまでさせていただけたと言う、実にファン冥利に尽きた1日でした…。ありがとうございました♪