カットシーンは6箇所。シーンごとげずられてたのは、週末の予定を話す、ボーディとドイルの会話と、車中でのドイルと部長の会話でした。後者は実にもったいないです…。
後は、篭城シーンから3箇所。まあ、なくても大筋には関係ないですが、もったいないですねぇ(号泣)。
真面目の部屋でもひとしきり泣きましたが、こうやって、ちゃんと読んでいけば、ますますカットされてしまったのが悲しいです
このEpでは、台詞にいろんな意味が含まれてる部分が結構ありました。でも、直訳したって意味は通じないんです。だから字幕を参考にさせてもらって、意訳を通り越した会話になってます。
その部分は英文の方に解説を入れてます。
翻訳協力匿名希望の友人A
<冒頭、ドクターとボーディの会話がもう少し長かったのです>
Dr「あと1週間ってとこだな」
B「1週間?」
Dr「復帰はその時決める。練習するのはいいがやり過ぎないように」
<ボードに貼られた手配写真を一通り眺めた後のボーディとドイルとの会話>
D「たいしたことねぇよ。単なるいつもの警戒注意報さ。マイヤー・ヘルムートグループだってさ」
B「ふーん」
D「とにかく、いいタイミングだったな。で、週末はミシェルとお楽しみか?」
B「ジュリア」
D「ジュリアか。可愛いジュリアは週末空いてたのか?」
B「ああ。彼女と一緒に川遊びさ」
<ボーディが外の物音に気付き、裏口ののぞき窓をそっと開けると、ちょうどこちらをのぞき込んでいた敵がいきなり発砲。咄嗟によけたボーディをかすめ、弾はジュリアとサラの間の鏡に着弾。鏡を割りました>
B「ツイてるな」
M「お前のツキはそれまでだ」
<ボーディを探し、車を走らせる部長とドイル。その車中での会話>
C「お前からボーディの話を聞いた事はなかったな。お前たちを組ませてから、そうだな、2年か?」
D「2年と3ヵ月です」
C「充分だな」
D「何がです?」
C「奴がお前をイラつかせるには」
D「確かにね。ボーディは俺をイラつかせますよ。毎日ね」
C「正反対の性格をしておるからな」
D「ええ」
C「だが、うまくやっておる」
D「ええ、俺があいつの背中を守り、あいつが俺の背中を守る。そうやって俺たちは、今日まで生き残ってきました。少なくとも、今朝までは俺たちは二人とも生きていた…」
C「ああ。ボーディはわしにとっても頭痛の種だし、それはお前も同じだ。だが、わしはお前達には生きながらえて欲しい」
<篭城中の会話の一部がカッとされてました。時間が経ち、そろそろ疲れが出てる頃です>
B「さて、一応、まとめ役は俺だ。ゲームかいいかな、それとも歌でも歌うか?。楽しくやろうじゃないか。どう?そうやってりゃ、助けがくるまで死にゃしないさ」
J「ボーディ、黙ってて」
B「無理もない。目の前で人が一人殺されたんだからな」
S「無理に出ようとしたからよ」
B「『黙ってて』か…」
S「彼らはすぐにはやって来ないわ。じっと待っている。状況を見計らってどうするか決めているのよ。すぐにはやって来ない」
<屋根裏に追い込まれたボーディ達。サラとジュリアがボーディを責めます>
S「なぜその男を放り出さないの?放り出せば、彼らがつれて帰るわ」
J「その通りよ、ボーディ」
B「ダメだ」
J「何故ダメなの?放り出したら…」
B「ダメだ!」
J「どうして?何故よ、訳を言って」
S「彼女の言う通りだわ。私達はその訳を知る権利があるわ」
M「同感だね」
B「てめぇは引っ込んでろ!俺に理由を聞かれてもわからねぇよ。こいつらが憎いからか?俺が負けなくないからか?俺だってわからねぇんだ。部長に聞いてくれ。多分、部長なら説明出来る筈だ」
J「部長?」
B「コーレイ部長ならわかる。俺にはわからねぇんだよ」
J「そうやって、言い分を通すのね」
B「俺がこの銃を握ってられる限りはな」
J「握ってるですって?ほとんど感覚もないくせに」
<冒頭、ドクターとボーディの会話がもう少し長かったのです>
DOCTOR: I suggest you argue it with him. Another week should see you all
right.
BODIE: A week!
DOCTOR: One week, and I'll certify you fit for duty again. Meanwhile, give
it a little gentle exercise, but don't overdo it.
<ボードに貼られた手配写真を一通り眺めた後のボーディとドイルとの会話>
DOYLE: You didn't miss much. It's just a routine stay alert. Myer-Helmut
Group.
BODIE: Yeah?
DOYLE: Anyway, your timing's perfect. Well, didn't you tell me the lovely
Michelle was free this weekend?
BODIE: Julia.
DOYLE: The lovely Julia was free this weekend?
BODIE: Yeah. I'll take her on the river.
DOYLE: Yeah.
<ボーディが外の物音に気付き、裏口ののぞき窓をそっと開けると、ちょうどこちらをのぞき込んでいた敵がいきなり発砲。咄嗟によけたボーディをかすめ、弾はジュリアとサラの間の鏡に着弾。鏡を割りました>
BODIE: Seven years' bad luck.
MYER: Yes, bad luck. But you haven't got seven years.
★解説★
Break a mirror, and you'll have seven years of bad luck.
「鏡を割ると7年の不幸がある」という西洋に古くから伝わる迷信らしいです。
銃弾が鏡を割ったのでボーディのこの軽口が出たのかな。
<ボーディを探し、車を走らせる部長とドイル。その車中での会話>
COWLEY: You've never told me about Bodie. I made you a team, what, two
years ago?
DOYLE: Two years and three months.
COWLEY: That's long enough.
DOYLE: Long enough for what?
COWLEY: For him to get up your nose, irritate you.
DOYLE: Oh, he does that, all right. Every day, he does that.
COWLEY: Chalk and cheese, eh?
DOYLE: Yeah.
COWLEY: Ah, it's worked well, though.
DOYLE: Yeah, I've watched his back, he's watched mine. We're both still
alive. At least, this morning, we were both still alive.
COWLEY: Aye. Aye. Bodie gets up my nose, too, and so do you! But I want
you both to stay alive.
★解説★
Chalk and cheese は、ボーディとドイルの設定のところにも出てきますね。正反対の物のたとえです。
<篭城中の会話の一部がカッとされてました。時間が経ち、そろそろ疲れが出てる頃です>
BODIE: Now, I think this is the bit where I show my quality of leadership.
Yes, organise games, singing, hmm? Keep us all occupied. Interested? So
we don't die of exposure. [to Sara] You know, this is--
JULIA: Shut up, Bodie.
BODIE: Ah, you saw the film, too, eh? Yes, the dissenter; the mandatory
coward who cracks and runs wild--
SARA: Climbs out of a window and gets himself killed?
BODIE: Yeah. Shut up, Bodie.
SARA: They're a long time coming. Sit tight and wait. Put two and two together.
They're a long time coming.
★解説★
the dissenter というタイトルの映画があるようです。年代が合わないので、その映画を指してるかどうかはよくわからないのですが。直訳すると、
ボーディ『ああ、あんたもあの映画を見た? そう、"The Dissenter"。精神がイカレて好き勝手する委任統治国の腰抜けが――』
サラ『窓から出ようとして殺される?』 (牧師の運命を当てこすってその映画でもそうだったの?と皮肉で言っている)
<屋根裏に追い込まれたボーディ達。サラとジュリアがボーディを責めます>
SARA: Why don't we throw him out? That's what they want, that's what they're
asking for.
JULIA: Makes sense, Bodie.
BODIE: No.
JULIA: Why not? Look, if we throw him out--
BODIE: No!
JULIA: Why? I want to know why?
SARA: She's right. If we're going to die, we have a right to know why.
MYER: I agree with you.
BODIE: You keep out of this! I don't know why. Because I hate his kind?
Because I don't like to lose? I don't know why. Ask Cowley; maybe he can
tell you.
JULIA: Cowley!
BODIE: Cowley's all right. Look, I don't know why. Because I say so.
JULIA: And what you say goes?
BODIE: Yeah, so long as I'm holding this gun.
JULIA: Holding it! You can scarcely feel it.