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名台詞 番外編その4

#24「ある夜コソ泥が見てしまったものは…: Back Track」

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久々のまともな更新がこれになったのは、単に、好きなEpだからです!←胸を張るな胸を
ある意味、ボーディがコケにされてるEpでもありますので、ボーディファンには、ちょっとイタい?ってのもありますが、ドイルがマージィに迫られてる時の、横にいるボーディのリアクションがなかなかに◎。ボーディってば、表情豊かで楽しいですわ♪
 では、キャラ紹介?
C:知らなかったら弾が飛ぶ?コーレー部長
B:言わずと知れたボーディ
D:解説する必要もなしドイル

 以下、ゲストキャラ
A:アンソン。口ン中灰皿のCI☆5部員(笑)。
R:ルイス。外で張ってたCI☆5部員その1。
マ:マリオット。同、CI☆5部員その2。

S:サミー・ブレイドン。見てはいけないものを見てしまったこそ泥。
G:ガーベット。サウスケンジントンの警察署の巡査部長。
T:トルイット。サウスケンジントンの警察署の主任。
チ:チャーリー:同、署員。
婦:同。婦人警官
M:マージェリィ・ハーパー。おっかねーあねご、マージィねーさま。ドイルがお気に入り♪
アル:アル。マージィの用心棒。

P:ピーター・プルマン。弁護士…。ってか、黒幕?
K:カミル・カマーミー。怪しい大使館員…?

 ご大層な監視装置。向かいの家を見張る、怪しい男3人…。
B「24」                                  ボーディ、腹がスマート←こら
A「え?」
B「今朝の5時からそれで24本目になるって事。それじゃ口ン中がまるで灰皿だろう」
D「クリント・イーストウッドの映画の見すぎ」

 部長in
C「どうだ」
B「もう何も」
D「出もなく入りもなし。2日半そのまま」              2日半寝てねーってんで、ぶーたれる部員たち(笑)
A「電話もなし」
C「だが居るんだな?」
B「ノミ一匹出ちゃいませんよ」
C「くそう」
D「張り込みを見破られたかな?」
C「ブツを抱え込んで息を潜めとるんだ」
B「でもねぇ、ブツがあるかどうか」
C「ブツは確かにある」
B「は〜い、じゃ、あるんでしょ」
D「交代チーム来ないんですか?2日半寝てないんですよ」
C「よし、踏み込もう。二人で行け。ボーディとドイルだ」

 マイクに向かって
C「ボーディとドイルが踏み込む。スタンバイして援護だ」
R「了解」
マ「スタンバイ」
C「よし、行け」

C「二人ともよく聞け、殺すな。情報を取らにゃならんのだ。気安く撃つな」
A「クリント・イーストウッドだと…」
C「なんだと?」
A「いや別に、成功を祈ると言ったんで」
C「いいか。殺すな。捕まえろ」

 突入した二人。なぜか、息も絶え絶えで出てきた男達。階段を転がり落ちた男の手から転がったものは…。円形の…。
 「逃げろ!!」
 
  ★このシーンが、例の、某アニメと似たよーなシーン。突入しようとした階段の上から転がり落ちてくる、爆弾…。あっちは、儀体だったから問題ないけど、こっちは生身ですからねぇ(笑)。


  ここでOP

C「もういい」
 ルイスだかマリオットだかを手で制しながら、部長も、問題の屋敷の中へ。
B「一発も撃たないうちに、勝手に死んじゃったんで」
C「他には?」
B「いません」
D「焼夷爆弾ってやつですよ。新しい型です。アメリカ製。ナパームと…。幸い雷管つける暇がなかったらしい」
C「ここをふっとばす気だったか」
D「こっちも一緒にね」
B「冥土の土産に焼夷爆弾か」

 死んだ男のポケットを探ると、白い粉が…。
C「ヘロインだ…。ゲリラとヘロインか」
B「青酸カリだ。自殺用の錠剤を噛んだらしい」
D「やってくれるよ」
B「まったくだ〜」
C「過激派中の過激派だ。奥を調べてみろ、ボーディ」
B「はい」
C「どうだ?」
D「きれいなもんです」                ってのは、死んだ男の腕
C「ヤクはやっていなかったか。ヤクはやらずとも革命で酔えたわけだ」
D「何故ロンドンに持ち込んだんでしょう」
C「この街は特売場なんだ。ここなら何でも買える」
B「部長!」                      奥を調べてたボーディが大きな声で部長を呼ばわる
C「我々お人よしがロンドン中吹き飛ばされるまで気付かんのさ」
B「はい、どーぞ。どれもまっつぁら」       中から出てきたのは、銃器
D「♪」
C「しかも、ちょっとやそっとじゃ買えん高級品だ」
D「すげえ、中からいくらでも出てくるじゃないか。この箱だけでも6000ポンドにはなるぜ」
C「公安部の推定では、ロンドンにこういう過激派の武器庫が8箇所はあるという事だ」
B「第3次大戦でもおっぱじめる気かねぇ」
D「資金はどうしたんだろう」
C「このグループは大きくてしかも危険だ。高度に組織されたテロ特攻隊でな。しかもこの武器はちびちび持ち込まれたんではない。出所不明の資金で買い付けられ、巧妙な方法で堂々と大手を振って入ってきておる」


 場面変って、夜の街。高級住宅街。
 逃げるコソドロ。追う目つきの悪い男達。行き止まりに追い詰められたこそ泥を見つけたのは…。
 コソドロがおまーりさんにめっかってほっとするってのも…。

 夜中の電話に起こされた、就寝中の部長。
C「コーレーだ。…え?どこで。何人やられたって?よーし、なんとか生かしとけ。それから、ボーディとドイルをすぐこっちへよこせ」

 車から降りてきたボーディ、おおあくび。ドイル髭剃りながら…。呼び鈴を押す…。
C「よーし、今行く」

D「今何時だと思う?」
B「知りたかないね」
D「時々廃業したくなるぜ、俺」
B「そう、たまには8時間たっぷりベッドの中に居たいもんだ。別に眠らなくってもベッドはいいもんな」
D「ほんとほんと。ベッドでいい本読むってな、この世の楽しみさ」
C「自由時間を教養に使うってのはいい心がけだな、ドイル」
B「おはようございます!」
C「わしの車で行こう」
B「どこへ行くんです?」
C「郊外へドライブだ。エクルストン館」
B「すごい朝飯にシャンペンかな」

 走行中の車の中で…。
C「外国人が5人芝生にばたばたと倒れとるそうだ」
B「我々にお呼びがかかったとすると、ややこしい事に?」
C「どうやらテロらしい」
D「やった連中は?」
C「心当たりはあるが、証拠がない。何よりその武器がどっから来たか、それを知りたいんだ」


 警察署。とっつかまったコソドロ。
 部屋の外で騒ぐ声
S「まだトラ箱行きがいるのかい」
 そこへドアを蹴破って入ってきたアラブ系の男。コソドロを見るなり、にやっと笑う…。
 「責任者いるかい」
G「調べ室には入れるな。監房にぶち込んで、…が見えるのを待て。石油のおかげで警察まで買えると思いやがって。さーて、サミー、すんなりしゃべっちまえよ。オレは腹が減ってへばってるんだ…。おい、どうした」
S「今の外国人だろ?」
G「ああ、見たところそうらしいな」
S「なんでパクられた」
G「酔っ払って暴れたんだ」
S「そいつは嘘だ」
G「ああ?」
S「奴らは飲まねぇぜ!」
G「じゃ、ヤクでもやったのさ。どうでもいいじゃないか。ほら、世話やかせんで座れよ」
S「お茶くんねぇかな」
G「入れてやれ。お前も往生際が悪いぞ、しゃべっちまえよ。お前は逃走中パクられたんだぞ。とぼけてる場合じゃないだろうが。いいな、オレはくたびれてんだ」
S「しゃべりますよ。トルイットの旦那にならしゃべります。大事な話だから会わせて下さい」
G「お前、何を企んでるんだ。オレだって主任同様お前とは長ーい付き合いだろうが。言いたい事があるんなら、オレにしゃべっちまえよ」
S「ダメだね。旦那ヒラだもん。オレ、でっけぇネタもってんだ」
G「ネタってなんだ」
S「トルイット主任に会わしてくれ、今すぐ!」

 プルマンih
P「巡査部長、ブレイドン氏がより上部の警官への面接を求めてるのなら、その実現に全力を傾けねばなりませんな。いかがです?」
G「あんたいったいなんだ。こりゃ何者だ」
P「私はプルマン、ピーター・プルマン。プルマン・シンクレアドーセット事務所の者で、そして、サミー・ブレイドン氏の弁護士です。すでに、デスクには話してあります」
G「へえ、あんたがこいつの弁護士」
P「そうですよ。では、依頼人と打ち合わせをさせていただきましょうか。その間に、トルイット主任警部を呼んでいただきたい」

 ガーべットout。部屋の中には、プルマンとサミーのふたりきり。
S「あんたなんか雇えねぇよ」
P「ああ、君の金ではとても不可能だな」
S「ジョージ・ムーニーはどうした。いつもヤツに頼むんだ」
P「三文弁護士では今回はとてもしのげないからな。今度こそがっちりやられるぞ」
S「じゃ、誰の肝いり」
P「誰だと思う」
S「マージェリィ」
P「ん〜」
S「やっぱりか…。やっぱりオレの事考えてくれてたか」
P「さーて、用件だが」
S「言っとくけどよ、ここに居たくねぇ」
P「これまでの君の前歴から見て、保釈はいささか難しいな」
S「そんなこっちゃねぇ!ここじゃやばいんだ!」
P「ヤバイ?警官が暴力を振るう事はないと思うが?」
S「ポリじゃねぇ。ここの留置所がやばいんだよ。あんだ、オレ助けてくれんだろ?じゃ、約束してくれ。トルイット主任が来るまでここを動かねぇって」

 エクルストン館到着。救急車の中の男、死亡。
 「全員死亡。凶器はマシンガン。以上」
C「最後の一人も死んだ。犯人は三人組と言っただけだ。マシンガンでやられたんではな…」

D「電話ですよ」
C「(警官に)じゃ…。…(ドイルに向き直って)なんだ?」
D「サウスケンジントンのトルイット主任から」
C「またテロか」
D「いや、情報だそうです。部長に直に話したいそうで」

C「コーレーだが、どういう用件だね」
T「お仕事中申し訳ありませんが、緊急事態なので、公安部にききまして…」
C「よし、聞こう」
T「夕べ、サミー・ブレイドンなる前歴者をあげたんですが。窃盗専門で、その道じゃかなりのモンで、私もよく知っていますが、言わば、コソドロです。それがひどくアツくなっておりまして…」
C「用件を言ってくれ。こっちも取り込み中なんだ」
T「そのサミーがある情報にぶち当たって、死ぬほど怯えとるんです。芝居とは思えません。もちろん、取引目当てでしょうが、しかし、部長もお聞きになりたいと思いまして」
C「よし、どんな情報だ」
T「電話じゃひかえたほうがいいと思います」
C「わしの事件に関係あるのか」
T「はい、おそらく」
C「関連あるんだな?」
T「はい」
C「よーし、部下をやろう」
T「いや、どうか…。サミーが納得しません。つまりヤツは部長の記事を新聞で…」
C「納得せんとはどういうことだ。お殿様でもあるまいに」
T「重大情報です。部長」
C「思わせぶりだな。よし、30分後だ」

 

 部長との待ち合わせ場所へ向かう車の中。トルイットとサミー。
 サミー、後ろを振り返ってびくつく。
T「何もおりゃあせん、心配すんな」
S「何かついてくるのが見えたけど…」
T「大丈夫だ」
S「旦那がそう言うんならね」
T「なあサミー、芝居じゃないだろうな。オレとしても冒険なんだぜ。部長は猛烈刑事で、プロ中のプロだ」
S「オレを追いかけてきたあの連中だってそうさ。プロの看板でさ。ありゃ、ホンモンだ。オレ、ケツの穴まで縮んじゃたよ、夕べは」
T「たまにゃいい薬だ」
S「ねぇ、後ろ、大丈夫?」
T「ちりちりすんな、オレが見てるよ」

 待ち合わせ場所。
 先に着いた部長。車から降りて、いらいら。
 車の中では、ボーディとドイルが、ぶーたれ。
B「えれー低気圧だな、オヤジ」
D「あーそーゆー事。給料の事言いたいんけど、今持ち出すのはやばいな」
B「そうか。時期だぜ」
D「あぁ?」                              たとえCI☆5と言えど
B「定期昇給」                            安月給が悲しい公務員…。
D「ほんと?」
B「3週間前だ」
D「やめとけ。まだ先月の必要経費ですったもんだやってんだぜ」
B「ああ、やっと来た」

 サミーとトルイットが車から降りたとたん、銃声。倒れるトルイット。びびったサミーは逃げる。
C「ふせろ!ばか!伏せるんだ!」
 サミー撃たれる。車のボーディとドイルに向かって。
C「あそこだ!追え!殺すな!」
 狙撃犯がいる場所へ車を走らせる二人。フロントガラスは狙撃されて粉々。
B「見えるか?」
D「いや、上らしい。そのまま行け」
B「よーし、見えた!いくぞ!」
 
 銃撃戦の最中、空の弾倉がひっかかって抜けなくなったドイル。そのドイルに狙いをつける狙撃犯。危機一髪。ボーディが駆けつけた。
B「動くな!」
 狙撃犯射殺。気が抜けて、後ろの壁にもたれて、ずりずりと座り込んでしまうドイル。
B「大丈夫か?…ひっかかったのか?ったく、肝心な時に故障しやがんだから」
D「オレ…。ありがとよ…」

 倒れた狙撃犯を調べる二人。
B「すげぇライフルだな。狙撃にゃもってこいだ。オレ達の給料じゃ手が出ねぇよな」
D「外国人だな。ラベルは千切られてる。いつもの通り、なーんもなしだ」
 下から部長が声をかける。
C「どうした」
D「何も。ホシは死亡」
C「なぜ殺した」
B「よく言うよ、ほんと」

 狙撃されて、動かなくなった部長の車の前でぶーたれてみる?
C「つまり、サミーの握ってた情報はそれほど重大だったという事だ。それを聞いたトルイット主任まで殺された」
B「でも、そんなコソドロがどこでテロリストの情報を拾ったんだろ」
C「ヤツは高級住宅地であげられた。おそらくヤマを踏んだ後だ。そこで拾ったんだろ。忍び込んだ屋敷の中で何か見たんだろうな」
D「兵器庫かな…」
C「あの屋敷街にか?…いや、ありうるな…。足跡を辿って調べろ。サミーがどこに居たか、何をしたか、何を見たか」
B「プロの泥棒は足跡を隠すもんです」
C「そいつを見つけろ!…何をしとった、もう10分も待ったぞ!」
 「すいません」
C「なんかむずむずするんだが…、どうも決め手が出てこん。このむずむずの元がわかるまで、全員休みなしだぞ。とてつもないでかいヤマがやってきそうな感じだ。ウエスターロードの武器庫に虐殺。トルイット主任と、サミーの死と。皆繋がっとる。関連を探せ。足取りを洗え」
B「気安くゆーよ」

 サミーが連行されてた、サウスケンジントンの警察署。
G「ここだ、ここでサミーを逮捕した。行き止まりになっててね」
D「抵抗したの?」
G「いや、全然。震え上がってたよ。何かに怯えてね。大腿ああいう連中は追い詰められるとやたらに怯えるもんだが、今までのサミーはそうじゃなかった。あいつは悟りみたいなものを持っててね。ま、パクられるのも職業上の危険と割り切っていたんだ」
D「ところが」
G「今度は怯えてた。真っ青になってね。パトロールがヤツを見つけたときなんか、両手で頭を抱えて竦んでたってんだ」
B「おまわりが怖かったんじゃないの?」
G「え?」
D「つまりあれだよ」
G「つまり、警官の暴力か?サミーは抵抗もしないから、警官が手を出す事もない。何しろ、悟ってたからね、あいつは」
B「だが、ゆうべは違ってた」
G「そう」
B「どういう風に?」
G「夕べのは、あれはまるでパニックだ」
B「パニック?」
G「そう。外人がひとり酔っ払いでひっぱられてね。そいつが部屋へ飛び込んできたら、サミーのヤツ、真っ青になってた」
D「外人っていうと?」
G「どこかわからん。とにかく外人だ。…近頃大勢居るからね」
D「まだいる?」
G「いやしないよ。今朝簡易裁判所行って、20ポンド罰金払って釈放さ」
D「そいつの指名、住所、調書、全部見せてよ」
G「チャーリー。DDのファイル持ってきてくれ」
チ「どいつの」
G「ゆうべの外国人のだ」
D「高級住宅地だね」
G「そう、大金持ちの巣。貴族にアメリカの実業家。だから、神経使ってパトロールしてるよ」
B「むろん、盗難届けは出たろうね。これだけの宝石をやられちゃ、笑って済ますわけにはいくまい」
G「ああ、いいもんだが、特上じゃない。それがサミーの手口でね。あんまりでっかく派手なモノには手を出さない。楽にさばけるものだけなんだ。持ち主は今でも気付いてないかも知れんぞ」
D「仕事の上でのダチは?」
G「いや、一匹狼さ」
B「嫌に詳しいな」
G「オレのパトロール区域にヤツのヤサがあったからね。オレよりヤツに詳しいのはひとりだけだった」
B「トルイット主任?」
G「そう」
B「まだいるだろ。プロの泥棒にはひいきの古売屋がついてるもんだ」
D「ブツを扱ってたのは?」
G「いや…、そいつは…」
D「なんだ」
G「その古売屋、大事な情報屋なんだ」
D「いいか、オタクのデカ長が殺されたんだ」
G「そんな事はわかってるよ。だが、情報屋はバラせんよ」
D「いいから」
G「マージェリィ・ハーパー。ずっとサミーのブツを扱ってた」
B「よし、会いに行くか」
G「すんなりとはいかんぞ。なんせ、たいしたあねごだからな」
D「あねご?面白そうじゃない」                       ンな余裕かましてられんのも、今のうちだけだぞ(笑)。

 マージィの家に到着。
D「あー、環境よくねぇな。車なんてあっという間にやられそうだ」
G「それほど悪くもない。これから発展するとこだそうだ」
D「そうですかね。…(うしろを振り返るボーディに)どうした?」
B「どうもサツ出て以来、いや〜な感じがしてる」
G「そりゃいい感じはせんだろう。情報屋に会うんじゃ」

 中へ入っていくガーベット。続くドイル。まだ後ろを振り返ってるボーディ。
G「マージィ」

 再び声をかけ、2階への階段をあがりかける。
G「マージィ」

 ドイルが階段の手すりに手を置いたとたん、その手をねじり上げようとした用心棒。が、しかし、あっさりドイルにやられる。
G「こいつがアル。そっちがハーバード。マージィお抱えの用心棒ってわけだ。必ず検問受けんのさ」
M「あ〜らやるじゃない。こりゃたいしたもんだわ」
G「よう、マージィ」
M「あんたとこのデカじゃないわね」
G「ああ、銘柄が違うんだ」
M「何を追ってんの?」
G「サミー・ブレイドンが消された」
M「聞いたよ」
G「ヤツのひいきに会いてぇんだとさ」
M「そう。…(ドイルに)アツくなる連中でね。アツくなるあまり、すぐ手が出ちゃうんだね。脳味噌がないのさ。…(ガーベッドに)それで連れてきたの?」
G「しかたなしさ」

 マージィ、ドイルを見て。
M「この子ハンサムね。あんたにかかったら女の子はイチコロだろうね」
D「あーそりゃ、あいつの専門」
M「あ〜ら違うね。あんたにゃ、何かがある。あたしは男の好みには煩いんだけど。あんたはいいよ。さ、おいで」
G「じゃ、俺は署に戻ってるよ。ま、マージィ姉御にせいぜい可愛がってもらいな」
D「ありがとよ」

 2階に通された二人。
M「一杯やらない?あたしが作ったうちのスペシャルよ。マージィの稲妻。…ジンにラムにグリーンのシャトルーズ。すごくセクシーでしょ?」
 ソファに腰掛けて…。
M「それで…?なんて名前?ダーリン」
D「オレ、ドイル。それ、ボーディ」
M「あたしのショウバイ知ってるの?」
D「まあね」
M「ガーベットから聞いたよね。あたしゃ仲買人。客のえり好みはしないほうさ。そりゃ時にはパクられるけど、サツの役にも立つから大目に見てもらってんの。ここまでは誰も知ってること。…それ以上の情報は…。まあ、条件次第だね」
D「あの…。力を貸してもらえればと思って…」
M「あんたなら力貸すよ。なんでもしたげる…。サミーの敵はとってくれたよね」
B「そう、けど、黒幕はまだなんだ」
M「サミーとは長い付き合いだったけど、殺されるなんてひどいよ。そんな大物じゃないもの」
D「サミーは何か見つけたらしいんだ。何かわからんが、とにかく、殺し屋を差し向けるほどの大事らしい」
B「トルイットには話したらしいんだ。夕べ仕事場で見ちまったもの」
M「ゆうべは仕事に出てたよ」
D「どこか知ってる?」
M「もちろん知ってるよ。ゆうべどこで仕事してたか」

 引き出しから図面を取り出すマージィ。
M「女一人の人生って厳しいんだよ。あたしゃいつもひとりでやってきた。これまで4人亭主を取り替えたけど。3人目はヒモだった。ハンサムだったけど、ヒモはヒモさ。あたしに客取らせて貢がせようとしたんだからね」
D「でも、あんたは成功したじゃないか」
M「そんな嬉しいお世辞言ってもらったの初めてだよ。あたしゃ男友達は厳しく選ぶんだ。すごく目が肥えてるんだから。…何してんの?」
B「ちょっとメモしてる…」
M「メモはだめ。あんたとの付き合いはまだどうするか決めてないだからね、坊や。顔はまあ可愛いけどさ、目つきがせこいよ。…。でもさぁ、あんたのためなら、どんな事でもしたげるよ。あの男信用できるの?」
D「ああ、ヤツは大丈夫だよ。マージィ」
M「じゃ、いいけどさ。メモはダメ」
B「わかりましたよ」
M「ゆうべ、サミーに仕事二つもたしてやったわけ。お屋敷をね。サミーはお屋敷が好きだったから。高級官僚とか実業家とか外交官の家をね。それが専門だった。24番地。ベイマールテラス。サー・ライオネル・ラバートンのロンドンの屋敷。実業家よ。軍需品の取引」
D「軍需品?」
M「ん〜、世界中に売ってる。カミさんがいいブツを家に置いてるんだって。警報装置もばっちりでさ。印のついてるドアと窓は触ったら、ジャーンといくわけ。でも、サミーみたいなプロにはちょろいけどね」
B「この見取り図どこで手に入れた」
M「外野は黙っといで!この男、どうも気に入らないなぁ」
D「大丈夫だって。信用できるヤツだよ」
M「そう…。あんたがそういうんならね。あんた、信じちゃう」
D「もう一軒の方は?」
M「ああ、そのすぐ近くの家でね。ハイベリークロス8番。外交官の家よ。あのさ、連中意外と無用心でさ。治外法権だから泥棒も入らないと思ってる。そりゃ警報装置はあるけど、でも、穴があるのよ。ほら、印ついてるでしょ?サミーに教えてやったよ」
D「2軒ともやったかな」
M「パクられた時間は?」
D「午前2時頃」
M「それなら済ませてるねぇ」
B「どっちを先にやったろうな」
M「ああ、そりゃわかんないね。灯りが消えるまで待って。それからかかったと思うけど?」


 ★これが、爆笑、コケにされるボーディのシーンでございます(笑)。マージィあねごにかかっちゃ、ボーディなんぞ、ぼうや扱い。
  もう、マージィってば、ボーディ無視して、ドイルと二人っきりの世界作ってんだモンねぇ(笑)。ドイルがマージィに迫られてるのを見てるボーディのリアクションってか、表情も楽しくて◎。あちゃ〜〜って顔してるし。 
  でも、ボーディもね、ふつーにしゃべってりゃ、マージィねーさま、ちゃんと答えてくれたでしょ?それが、「この見取り図、どこで手に入れた」なんて、言い方するから、マージィねーさま、怒るんでしょ。仕事がからんだ時の女性の扱い、下手過ぎ。もそっとソフトに行け、ソフトに(笑)。

 マージィの家の表。遊んでる子供達をおっぱらうアル。
アル「ほら、行った行った」
 気がつくと、少しはなれたところに怪しげな車が…。

M「そりゃないと思うよ。だってさ、そんな外国の外交官とか、大金持ちの実業家とかが、わざわざ人使ってサミーみたいなコソドロを消すなんてさ。なぜそんな事すんのさ」
D「そりゃ、わからんが、繋がりがあるはずなんだ」
アル「マージィ」

B「その2軒を洗うことだな」

M「あんた、やばいよ」
D「ヤバイって何が」
M「尾行がついてるって。人相の悪いのがふたり、外の車にいるってさ」
B「やっぱりだ」
M「ねぇ、ふたりに始末させようか?」
D「いや、マージィ、あの…泳がしといてくれ」
M「わかった。あんたがそう言うならね。でも、サミーみたいな事になると…あたし、悲しんじゃうからね」
D「ありがと」
M「あんたみたいな子、そう滅多にいないもの。…イモはごろごろ居るけど!」

 ★さんざコケにされて、最後はイモでトドメ(笑)。女性に強い2枚目気取りのボーディ形無し(爆)。

 外へ出てきたふたり。サッカーで遊んでた子供に混じって、わざと車の方へボールを蹴るドイル。ボールを取る振りをして、車の下に置いてあったビニールを取ると、下から現れたのは爆弾。子供達をその場から追いやる。
D「あっちへ行け!みんな離れろ!…エンジン切れ!」
B「え?」
D「エンジン切って、爆弾処理を呼べ!」
B「こちら45」

 警察署。トルイットのデスク。そこにあった写真たてを見て。
C「トルイットの家族か…」
G「はい、私はこの子の名付け親で」
C「気の毒だったな…。…デスクはそのままだな。メモも触ってないか」
G「はい」
C「その、酔っ払いで保護された外国人の紳士と言うのは、消えてしまったんだろう?」
G「はい。そうです」
C「留置した後、トラブルはなかったか」
G「いえ、おとなしく眠ってたそうです」
C「サミーに関する調書か。…ピーター・プルマン…。プルマン・シンクレア・ドーセット…。ほう、サミーにしてはえらく高級な弁護士がついたな」
G「ええ。驚きました。でも近頃はチンピラでも高い弁護士を使うようですよ」
C「調べてみろ。もう少しこの弁護士の事を知りたい」

 ガーベットout。B&Din
C「間一髪だったらしいな。車は助かったか」
D「ええ、あれまでおしゃかにしたら、一大事ですからね」
C「サミーが狙った2軒はどうだ」
B「ええ、実業家のラバートンは表向き何もありませんが、噂はあるようですよ。法令の無視とか、トンネル会社とか、それにリベート政治家を抱きこんでねぇ」
C「もう1軒は?」
D「カビル・カマーミー。この4,5年前から、とかくうるさい存在です。個人的には、ギャンブル好きだって事で、付き合いも広いそうです」
C「今夜も付き合いで外出すればよいがな。お前達二人でサミーの後をたどれ。2軒ともだ。その2軒の中に入るんだ、非公式にな」
B「え?」
D「悪い冗談ですよ」
B「サミーはプロですよ」
D「そう、そのプロが死んじまったんだ」
C「だから、充分用心することだ」
B「不法侵入ですよ!」
C「びびるな。侵入などいつもやっとる」
D「いや、でもこの場合は…」
C「油断なく見ておればいい。なーに見かけよりは楽な仕事だ。お前の恋人が教えてくれるさ」
D「そーゆーの傷つくな…」
C「マージィは大事なお前の髪の毛一本傷つけないようにしてくれる筈だ」
B「でも、そういう仕事は、ノミの名人でなきゃやれませんよ」
C「そうだ。だが不幸にしてうちは泥棒をあまり抱えておらんからな。その2軒は調べねばならんのだ。サミーが何を見たか突き止めねばならん。お前らは速やかかつ静かに侵入し、突き止めろ」
D「そーゆーの俺たち性に合いませんよ」
B「そう、深く静かに潜行ってガラじゃないと思いますがね」
D「そうですよ。それに、俺達顔を覚えられてるから、またあの爆弾魔のにーさんが尾行してくるだろうし。派手に動き回るんなら、やれない事もありませんが」
C「爆弾魔はわしが引き受ける。応援を出して尾行は阻止する。心配するな」
B「心強い事で…」
C「じゃあ行け。マージィに会ってこいよ。泥棒を習って来い」
D「一言言わせてください!」
C「なんだぁ」
D「嫌々やるんですからね」
C「よーし覚えておこう」
D「じゃついでに、先月の必要経費にOKのサインしといて下さい」
C「よーしよーししておこう」 
 
 B&Dout。
 受話器をとり、ダイヤルを回すアンソン。
C「何してる」
A「ルイスとマリオットを呼んで、尾行の阻止です。スタンバッてますから、すぐに出動できる筈です」
C「かけるな。受話器を置け」
A「爆弾魔の尾行付きで忍び込みをやるなんて無茶です」
C「やらにゃならん」
A「囮にしたんですね。尾行は引き受けるなんて言ってぇ」
C「敵を引っ張り出すためだよ、アンソン。引きずり出すんだ。たとえあの二人を囮にしてでもな」

 ★部長の指示がなくとも、応援要請しようとしたアンソン、君は、優秀な部下だ。でも、上司は外道だ(笑)。

 マージィの家。コソドロ準備に余念のない二人。足首に仕込むのは銃。
M「そんなものまで持ってくの?」
D「万一の為にね」
M「拳銃って、あたし嫌い」
B「オレもあんまり好きじゃないけどね」
M「あたしのぼうやの面倒よく見るのよ、ボーディ」
B「おふくろみたいに見てやるよ」
D「ははははは、ありがと。さ、サミーの手口教えてよ」
M「ん…。戸棚にタンスね。いつもそこだけやるの。金庫とか壁金庫には触らないのよ。壁の絵とか飾りもダメよ。たいてい警報に繋がってるから。必ずあたしが教えた窓から入るのよ。他のは磁力スイッチがついてるからね。それに、絨毯の下の圧力計にも気をつけて。ふっ、サミーが一生かかって覚えた事よ」
D「よーし、わかった」
B「オレ、そう楽天的になれないね」
M「まずラバートンのとこ行くの。市内のパーティに行って1時まで帰んないから」
D「ああ、パーティの終わりまでいてくれりゃいいが」
M「それからカマーミーね」
B「ヤツも外に出てるの?」
M「(首を振る)」
B「いるのか…」
M「でも、飲むからね。うわばみみたいだって。たいてい11時頃にはへべれけになって、正体なく寝ちまうの。使用人は裏よ」
D「マージィ、あの連中は飲まない筈だ」
M「ん〜、そりゃ外じゃね。でも、自宅じゃ、もう酒びたりだってさ」
B「今夜に限って素面でいたりして」
M「ねぇ、サミーは名人だったのよ。ラバートンもカマーミーも、盗られたの気付いてないよ、きっと。入られたのだって」
D「いや」
B「そう甘かないさ」
D「時間だ」
M「お手当てうんともらわなきゃね、こんな仕事」
B「…それが安いの」

 ★このシーンじゃ、さすがに、ボーディをコケにしてる暇がなかったか、マージィねーさま(笑)。

 窓に取り付く二人。
B「おい、早くしろ、色男。サミーはこんな窓4秒で開けるって、マージィが言ってたぜ」
D「オレ、サミーじゃないよ。コソドロなんてあまりやったことねぇもんな」

 成功。中へ。
D「OK」
B「…泥棒をぶっ殺しても罪にはならないんだっけな」

D「戸棚にタンスだ」
B「はいよ」

B「モノもわからずに探り出すんじゃ…」
 懐中電灯の明かりに映ったのは…。ぐっすり眠るこの家の主。
D「…!…なんてこった」
B「え?どした?」
D「パーティに行ってなかった」
B「逃げよう」
D「いや待て。…睡眠薬飲んでるらしいから大丈夫だろう」
B「そうだな、よし」

 警察署。
C「あったか?」
婦「はい」
C「この男?」
G「ええ、これです。ピーター・プルマン。サミーの弁護士です」
C「そうか、こいつがトルイットを引っ張り出したんだな」
G「いや、サミーが頼んだんですよ。オレには言いたくないが、トルイット主任になら言うって」
C「サミーはネタを握ってて取引しようとしたんだ。じゃ、プルマンにはしゃべったかもしれんな」
G「ええ、そりゃありえますね」
C「プルマンはあの待ち合わせも知る立場にあった」
G「ええ、でも、マージィがつけた弁護士ですよ」
C「そうかな。これをコンピュータに入れてくれ。ピーター・プルマンとラバートン、またはカマーミと何か関連ないか、大至急知りたい。…プルマンがラバートンの会社で仕事をした事があるとか、または大使館の誰かの弁護士を勤めたとか。関連がある筈だ。年金をかけてもいい」

 ラバートンの屋敷を終了。外へ出てきたふたり。
 車で待機中のアンソンに連絡を取る。
D「エイブル1より、チョーサーへ」
A「はい、チョーサー。エイブル1、どうぞ」
D「ラバートンの屋敷を終了。見た限りでは不審な点なし。全然なし。部長に報告頼む」
A「いや、ドイル、そいつは出来んのだ。オヤジとは、25分前から連絡が途絶えてる」
D「おい、嫌な事言ってくれるなよ。こっちはガタガタしてんだぞ」
A「しっかりしろよ。行方がつかめないんだよ。最後の連絡は、予定通り実行せよ。どうぞ」
D「わかったよ。気楽なもんだ」
A「ああ、もうひとつ。爆弾魔だが、阻止班は、出ていない。つまり、尾行は阻止できない」
D「嬉しいねぇ。お前は逃げんなよ。アンソン。以上」
B「どうも家相が気にいらねぇな」
D「ま、たとえによく言うだろ?最初はきついが、後はすいすいっだってさ」
B「変なたとえ。とにかく、今度の家が大本命だって事忘れんな」
D「ま、泣き言言うより、早いことやろうぜ」

  警察署。婦警の持ってきた結果を見て。
C「カマーミだ。4年前に会って、プルマンが投資の相談にのってる」

 車で待機中のアンソン達の所へ、部長の車が。
C「カマーミの屋敷だ」
A「もう入ってます。踏み込みますか」
C「いや、まだいかん。外交官の屋敷だからな。今手続き中だ。とにかく待機しろ」

 カマーミーの屋敷。見つけたエロ本に夢中になるボーディ。
 ドイルは真面目に、本棚の隠し扉発見。
D「よう。…お楽しみ中だが、やったぜ」
B「おう、ご苦労」
D「見ろよ。これで武器を買ってたらしいぜ」
B「ん…。…やばいぜ…」
 ボーディ、カメラ発見。そのとたん、電気がつく。
P「二晩続けて不法侵入とは驚いたな。残念な事だ。犯罪の増加は憂うべきだな。外交官特権まで無視して、不法侵入してくるのか」
B「ヤクの工場があれば手入れは出来るさ」
P「始末しろ。すぐだ」
K「ばかを言うな!」
P「ここなら始末できる」

 咄嗟に手下?の銃を掴んだのは、カマーミー。その隙に反撃に出るふたり。
D「窓をやれ」
 ボーディ、窓を撃つ。

 プルマンが外へ逃げ出す。追うB&D。
 銃声を合図に?部長がカマーミーの屋敷へ入る。
C「夜分失礼ですが、事件があったようなので、立ち入らせていただきましたよ」

 外へ逃げ出したプルマンだったが、ドイル心配のあまり、近くまで来てたマージィに捕まる。
D「よう、マージィ」
M「ンまあ、面倒みろって言ったのに」              乱闘で殴られたドイル、顔に少々傷が、血も出てる。
D「いや、たいしたことないよ。ただ…。まだ、あの(汗)…」
M「ん〜〜、抱いてぇ」
D「無理だよ」

 カマーミーの屋敷。
K「いずれ、大使から政府に正式な抗議をしますぞ」
C「おたくの大使も、この件は全部ご存知の筈ですよ、カマーミさん。こちらの質問に答えるのに忙しくて、抗議どころではありますまい。たぶん、あなたとプルマンが泥をかぶることになるでしょうなぁ。…末端価格では一袋20ポンドですね。その金でゲリラに武器を調達していたんですな。このヤクが金となり、武器となった。以上、証明終わりです。…きちんと記入されてますな。取引場所、指名、住所。公安の連中がさぞかし泣いて喜ぶことでしょうなぁ」

 ボーディin。プルマンを捕まえてきた。
B「すぐ、捕まりました。強〜い味方がいてね」
C「マージィのあねごかい?」
B「どうしてそれを?」
C「電話したんだよ。サミー・ブレイドンに弁護士をまわしてやったかとな。そんな高い弁護士をまわした覚えはないと言っとったよ。あねご、あれで金にはしぶいんだ。ドイルは?」
B「お勉強の最中」                …。何の勉強だって?ボーディ…
C「ん?」

 マージィの車。迫られてるドイル。
M「ダメよ、ベイビィ、血が出てるじゃない」
D「あぁ、わかったよ、マージィ、おれさ。もう行かなきゃ。報告があるから」
M「いや〜ん」                   

 ★これが地上波第3話。1、2とシリアスなの持ってきて、3でこれ来るか〜(笑)。
  突っ込みどころ満載のEpではありますが、あらためて考えてみるに、コーレー部長って、外道…?(笑)。
  だって、尾行がついてるのわかってて、囮に使ったわけでしょ?二人が侵入するのが、敵にバレてんなら、入ったが最後、ふつーは、そこで始末されるでしょ。それわかってて、やらせんだもんな〜(笑)。
  あの二人なら大丈夫って思ってらっしゃるのかも知れませんが、それって、二人にとっちゃ、かなりめーわくな信頼だったりして?(笑)。ってか、よく考えたら、ンな事ばっかだよな〜。
  まあ、そこできっちり応えてしまうから、さらに、キツ〜〜い任務が待ってるって事になるんでしょうが…。
   
  応援が出てないってあたりで、自分たちが囮に使われたかも?って疑問ぐらいは持ってた筈ですよねぇ、二人とも。
  まあ、マージィも知らなかった監視装置のせいってのもあったでしょうが、カマーミーの家で、あっさり見つかった時、オヤジにしてやられたってのは、絶対わかった筈。
  ドイルが、「窓を撃て!」ってゆったのは、外へ向けて騒ぎを起こせば、応援が突入しやすくなるって計算だったのだけれど、すでに、外にはオヤジがいるって事を、確信してたのかもしれませんねぇ(笑)。と、今回思ったのでした(笑)

  部下を平気でおとりに使うような外道で、無茶ばっかゆーし、怒鳴ってばっかだし、誰が何つってもオニのよーな上司ではありますが、それでも部下どもがついってるのは、やっぱ、それだけ部長を信頼してるからなんでしょうねぇ。
  「影武者の影武者…」みたいに、バックアップがまったく望めない状況もあるでしょうが、なんだかんだゆっても部長ってば、部下を大事にしてますし?ヘーきで弾除けになれってゆってますけど、それでも部下が死んじゃったら、やっぱ一番落ち込むの部長ですし。
  オヤジは絶対部下を見捨てない。見捨てざるを得ない状況になったとしても、最後まで手段は尽くしてくれる。そう信じてるから、どんなヤバそーな命令にも従える部下どもなのではないかと思うのです。