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#30 「花一輪 情報を売ったのはどっちの女だ : A Hiding to Nothing」
あらすじ

 パレスチナの穏健派のリーダー、ケメル・カーディがロンドンで秘密会談のために訪英する事になった。その警備の訓練中、SPは不審な女を発見し追跡するが、発砲されたため射殺。女は、パスポートによれば、マドリッドから来たスペイン国籍の学生ピラー・フェルナンデス。しかし真偽のほどは疑わしい。会談の情報が漏れていると判断したコーレイは、ボーディとドイルをその調査に当たらせる事にした。
 公安とカーディ以外でこの秘密会談を知っている者は、会談をセッティングした下院議員のロジャー・マスターソン大佐。彼はカーディの古くからの知人である。そして、カーディの警備担当者ジーズ・ダウド。彼は警備に対して異常に神経質で、今回の会談に反対している。だが、カーディの気が変わらない限り、会談の変更はない。その為、公安はカーディの身分を伏せたまま、人員を刷新し、警備班を再編する事になった。
 コーレイは、まず、マスターソンと会うが、彼は今回の会談に政治生命を賭けているという。今回の会談の場所も、彼が直接カーディに伝えている。彼が漏洩源である可能性はほとんどないと考えたコーレイは、マスターソンに10年以上使えている秘書のフランシス・コッティンハムの存在に目をつけ、ボーディに尾行させた。やがて、ボーディは彼女が男と密会している事を突き止める。報告を受けたコーレイは、フランシスの徹底マークを指示した。
 そんなコーレイの元へ、死んだ女の身元が割れたと、ダウドが、カーディの私設補佐官のハッサン・アルーシアを伴い、訪れてきた。死んだ女は、パルチザンマルティストの同士であり、テロリストに秘密が漏洩していることを理由にあげて、彼らは会談の中止を示唆する。しかし、コーレイは取り合わない。そこでダウドは独自に動くと豪語する。
 その頃、ドイルは、死んだ女が滞在していたアパートに、学生を装って入り込んでいた。女のいた部屋にはスチュワーデスのシェリーが住んでいる。ドイルは彼女の家の湯沸かし器に細工し、それをきっかけに彼女と親しくなる。二人がドイルの部屋で一夜を過ごした翌朝、彼女の部屋に侵入者があった。足音でそれに気づいたドイルが追うが、1人は逃走し、もう1人は重傷を負う。
 ドイルは病院に収容された重傷の男の警備に当たるが、そこにダウドが忍び込んでくるのを見つけ捕らえる。しかし男はその後死亡。誰も情報を取る事は出来なくなった。
 一方、フランシスをマークしているボーディは彼女の家に盗聴器を仕掛けていた。電話を盗聴した結果、フランシスの疑いは決定的になり、コーレイは、まだ会談中止を要請するダウドと共に、上司であるマスターソンの前で、フランシスを尋問する事になった。
 彼女の説明によれば、相手の男、ルイス・デルガードはスペイン人でマドリッド音楽大学からロンドンのロイヤルアカデミーへの留学生。裕福な妻の目を盗んで自分と不倫しているという彼は、ロンドンでは働けないため、スペインの新聞に記事を載せるようになり、ビックスクープを探していた。それをモノにできれば、ルイスはジャーナリストとして認められ、2人は一緒に暮らせるようになる。そこで、フランシスは今回の会談のことを彼に話してしまったという。しかし、ボーディが、ルイスの身の上がすべて嘘だったことを告げたため、彼女は強いショックを受けていた。
 そこで、コーレイは、外務省に郊外に一軒家を用意させ、そこで会談を開くことを提案する。事前に、フランシスにわざとその情報を流させ、テロリストを一網打尽にしようとする計画だ。マクファーソンとダウドはそれに難色を示したが、渋々承知する。
 もう一人の渦中の女性、シェリーをマークしていたドイルだったが、フライト中のシェリーを尾行した部員から、何も怪しいところはなかったという報告を受ける。そこで、ドイルは、フランシスとルイスの密会を盗聴しているボーディに合流。偽の情報を得たルイスをボーディが尾行するが巻かれてしまう。ドイルは傷心のフランシスを追うが、彼女はふらふら歩いているうちに途中で車にひかれてしまった。
 会談当日、囮の会談場所に替え玉と共にダウドが着くと、果たしてルイスがやってくる。ドイルは彼を逮捕するが、実は、彼はサイモン・ジェイコム・ブルームというイスラエル大使館の文化武官だとわかる。事の成り行きに不審を感じたドイルは、カーディを護衛してるボーディに連絡を取る。
 ドイルから連絡を受けたボーディは、道路わきに停まった不審な車を発見。カーディの車に乗るコーレイにクラクションを鳴らし急を知らせる。その時、運転していたアルーシアが突然車から飛び出してしまった。それを合図に、テロリストが急襲をかけてくる。しかし、コーレイがハンドルを取って回避。テロリストの前に車を割り込ませたボーディと、囮の会談場所から駆けつけたドイルが銃撃戦の末、彼らを逮捕する。その中にはシロと言われていたはずのシェリーの姿があった…。

解  説 騙したつもりが騙されて、結局踊らされたのは誰だったのでしょう。
機密漏洩に絡む二人の女性。どちらが、情報を漏らしたのか…。情報のため手玉に取られた女性と、逆に手玉にとった女性。女性の脆さと怖さを描いていたかのようなEp。
感  想 そりゃもう、このEpはこれに尽きます。ドイルのすけべ…(爆)。いくら任務のためとはいえ、知り合って、数時間でベッドイン…。これをたらしと言わずして何をたらしというのか…。挙句に、素肌にジーンズ、皮ジャンは止めろって(爆)。視聴者サービスよすぎ…。あれだけ慌ててたのに、手間取らずにジーンズをはけたあたり、慣れてるね、ドイルちゃん…(爆)。
それに引き換え、仕事に女性を利用できないボーディは、甘いのか、まともなのか…。あんたが、マジで辛そうな顔してどーする。
でも、結局は、ボーディもドイルも、部長だって騙されてたんだから、女の方が強かったって事でしょうか…。まだまだ甘いよ、君たち(爆)。女は魔物なのだよ。二人とも、女性を馬扱いして、賭けの対象なんぞにしてる場合ではないのだよ(爆)。